・必要な Disk 容量(初期インストール)
/usr/local 以下 135MB
Data 領域 180MB
バックアップ領域 570MB
・セットアップアプリケーション(pgx_setup)は、java の GUI アプリケーションなので、日本語表示をする場合(LANG=ja_JP.eucJP)は、日本語フォントをチェックしておく。
xfontsel を実行し fndry で wadalab, watanabe があるかどうかチェック。
無ければ、日本語表示されないのでしかるべき設定をする。
(XF86Config の FontPath を追加する、Load で xtt を追加、freetype をコメントアウト等)
・バイナリファイルのインストール
root ユーザでCDROM にある、install.sh を実行し、バイナリファイルをインストール。
(実体は、複数のRPMパッケージのインストール)
# cd /mnt/cdrom
# ./install.sh
・セットアップ前準備
インスタンス管理者用ユーザ、グループを作成
例
# groupadd postgres
# useradd -g postgres postgres
データベース用ディレクトリ、バックアップ用ディレクトリを作成、
例
# mkdir -p /PlusData/data1
# mkdir -p /PlusBackup/data1
* 通常の postgresql では、データファイルは、インストールディレクトリの中に
作られるが、plus では、別ディレクトリとなる。
* ディレクトリ “data1″ は、1インスタンスに対応。
2つ目のインスタンスでは、”data2” 等の別ディレクトリを作成して使用。
データベース用ディレクトリ、バックアップ用ディレクトリをインスタンス管理者のみが参照/書き込み可能に変更
例
chown postgres:postgres /PlusData/data1 /PlusBackup/data1
chmod 700 /PlusData/data1 /PlusBackup/data1
インスタンス管理者用ユーザの環境変数(PATH, MANPATH, PGDATA)の設定。環境変数(LANG)の確認。
例
PGHOME=/usr/local/pgsqlplus
PATH=$PGHOME/bin:$PATH
MANPATH=$PGHOME/man:$MANPATH
PGDATA=/PlusData/data1
PGLIB=$PGHOME/lib
export PGHOME PATH MANPATH PGDATA PGLIB
echo $LANG
ja_JP.eucJP か C なら OK.
・PostgreSQL Plus Setup (X-Window で実行される GUI Tool)の実行
インスタンス管理者用ユーザでログイン
セットアッププログラムの実行
$ /usrlocal/pgsqlplus/bin/pgx_setup
* 実行ログは、/tmp/pgxsetup_pgsql.log に出力
以下の項目を入力
インスタンス名
データディレクトリ
バックアップディレクトリ
インスタンス管理者用ユーザ(OS)
パスワード(OS)
詳細ボタンで以下の項目を設定可能
テンポラリログのサイズ (default 50MB)
アーカイブログのサイズ (default 500MB)
次のページでインスタンスのオプションを設定
チューニング
同時にインスタンスに接続できるアプリケーションの最大数 (default 32多重)
データベースバッファ (default 124MB)
ポート番号 (default 5432)
文字コード
データベースで使用する文字コード (default EUC_JP)
次のページの[実行]でデータベースの初期化開始
(内部的には、以下のコマンドを実行)
pgx_initdb -D /PlusData/data1 -U pgsql -E EUC_JP -L /usr/local/pgsqlplus/share/pgx_setup –lc-collate=C –lc-ctype=C –lc-monetary=C –lc-numeric=C –lc-time=C –tlfbisize=50 –tlftentnum=64
postgres -D /PlusData/data1 template1 < /tmp/setup1073321556817
ln -s /PlusBackup/data1 /PlusData/data1/backupdir
pgx_arclog create -D /PlusData/data1 /PlusBackup/data1/arclog010 50M
pgx_arclog add -D /PlusData/data1 /PlusBackup/data1/arclog001
…
pgx_arclog add -D /PlusData/data1 /PlusBackup/data1/arclog009
/usr/local/pgsqlplus/package/pgxadmin/bin/makeHtml.sh –pgdata /PlusData/data1 –prefix /usr/local/pgsqlplus –lang JP –instancename=data1 /usr/local/pgsqlplu
s/package/pgxadmin/webapps/admin/data1.html
/usr/local/pgsqlplus/package/pgxadmin/bin/makeHtml.sh –pgdata /PlusData/data1 –prefix /usr/local/pgsqlplus –lang EN –instancename=data1 /usr/local/pgsqlplu
s/package/pgxadmin/webapps/admin/data1_en.html
pgx_ctl start
pgx_dmpall CNT = 0
pgx_ctl stop
* データベースの初期化時から、pgx_setup が終了するまでの間に、/tmp に setup1073321556817 といったファイルが作成される。
このファイルの中に、データベース管理者ユーザのユーザ名パスワードが入っている。pgx_setup が終了した時点で消去される。
セットアップ完了